資生堂、新インナービューティーブランド「INRYU」を発売

粧業日報 2021年11月11日号 5ページ

資生堂、新インナービューティーブランド「INRYU」を発売
 資生堂は、自分らしい健康美を実現するため、体の内面を整え健やかで美しい肌を目指す「インナービューティー」に着目した新しい経口摂取型ビューティーブランド「INRYU(インリュー)」(中国語名:流之律、製造国:日本、全3品目3品種、ノープリントプライス)を、日本では2022年1月より資生堂の総合美容施設「SHISEIDO THE STORE」で、中国では2022年3月よりECチャネルで発売する。

 「INRYU」は、既存事業のイノベーションと新規事業開発の推進の拠点として2019年に上海に設立した、中国事業創新投資室(China Business Innovation & Investment Office、以下「CBI」)が開発した中国発の経口摂取型サプリメント。「INRYU」の「IN」はインナービューティー、「RYU」は流れを意味し、美容特許成分「シベリア人参エキス」(特許第5274431号)をキー成分として配合している。

 うるおいと透明感のある毎日へ導く「アドバンスドラディアンス」(269mg×2粒×28包)、弾むようなハリのある毎日へ導く「ナイトリチュアル+」(269mg×2粒×28包)、うるおいあるバランスの取れた毎日へ導く「レーザーリファイン」(269mg×2粒×28包)を配置している。

 なお、新ブランドは11月5日~10日に中国・上海にて開催された「第4回中国国際輸入博覧会」(China International Import Expo, CIIE)に出展し、来場者の関心を集めた。

美容意識が高まる中国を見据えて
経口摂取型サプリメントを開発

 同社は2030年に「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」として、生涯を通じて一人ひとりの自分らしい健康美を実現する企業となることを目指しており、その主要戦略の1つとして中長期戦略「WIN2023 and Beyond」において「インナービューティー事業の開発」に取り組んでいる。

 近年、地球環境の変化や世界中の人々の生活に影響を与えたコロナ禍などにより、健康への意識が高まっており、中でも食生活や睡眠などに着目し、体の内面を整え、健やかな美を目指す「インナービューティー」が注目されている。

 中国での美容意識の高まりと、飲む・食べるなどの経口摂取型ビューティー市場の成長を背景に、「INRYU」はCBIによる消費者インサイトの収集・分析・テストと、資生堂が長年培ってきた血管研究や美容成分開発、感性価値開発など、内面美を引き出す研究知見を融合させ、誕生した。

 同社では、摂取することで美しさを土台から育み、内側から輝く毎日をサポートする「INRYU」の発売を通じ、自分らしい健康美を追求する機会を顧客に提供し、「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」として2030年に実現を目指す「人々が幸福を実感できる」サステナブルな社会の実現に貢献していく。
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