ポイントピュール、自社農園での原料栽培をスタート

週刊粧業 2022年7月11日号 55ページ

カンタンに言うと

  • クリーンエネルギーの活用にも注力
ポイントピュール、自社農園での原料栽培をスタート
 沖縄・久米島を地盤に化粧品OEMを展開するポイントピュールでは、ヒト幹細胞培養液やCBD・NMNなどが引き合いを集めている。また、自社農園での原料栽培の準備を進めているほか、クリーンエネルギーの活用にも注力しているという。

 現在の取り組みと今後について、大道敦代表取締役に話を伺った。

 ――環境問題に幅広く取り組まれています。

 大道 当社は海の近くに工場を持つことから、徹底した工場排水の濾過に取り組んでいる。大容量の浄水装置を設置し、工場から出る排水を浄化している。久米島の美しく豊かな海を守ることは、企業としての責任だと考えている。

 また、売上の一部を、一般社団法人「久米島の海を守る会」へ寄付している。寄付金は久米島のサンゴ保全や保護活動のほか、サンゴを捕食するオニヒトデの駆除などの活動資金に充てられている。

 そのほか、工場の屋根にはソーラーパネルを設置し、環境に優しいエコ発電を活用している。選ばれる企業であり続けるためには、環境課題への取り組みは必須だと考えており、将来的には、100%クリーンエネルギーで賄う工場にしていきたい。行政とも協力しながら、5年以内に実現することを目標として現在取り組みを進めている。

 ――貴社では女性も活躍されていますね。

 大道 当社は女性社員の比率が非常に高く、70名の社員のうち60名が女性で、役員についても4名が女性となっている。

 また、直営店舗「RyuSpa」の展開も行っており、子どもを持つ女性も多く働いていることから、女性の意見を聴きながら、働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいる。

 ――自社農園での原料栽培も開始されます。

 大道 現在、700坪ほどの自社農園の準備を進めており、栽培から原料化までできる体制を整えていく。月桃をはじめとした沖縄の薬草など、10種類程度の栽培を行う。自社農園の近くには、農薬を使う畑がないことも確認している。

 今年の秋ころから植え付けを開始し、来年の春には収穫して抽出を行い、まずは自社製品における展開を進めていく。
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