コーセーコスメトロジー研究財団、第33回表彰・贈呈式を開催

粧業日報 2022年12月8日号 5ページ

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  • 1990年の財団設立以来、累計助成件数は913件、総額は12億7500万円に
コーセーコスメトロジー研究財団、第33回表彰・贈呈式を開催
 コーセーが社会貢献の取り組みの1つとして支援している公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団(小林一俊理事長)は11月30日、第33回表彰・贈呈式をパレスホテル東京にて開催した。

 同研究財団は、多様かつ広範な学際領域にまたがるコスメトロジー(化粧品学)に関する研究へ助成を行うことにより、広く生活者の保健衛生の向上を図り、美しく豊かな人間生活の実現に寄与することを目的として、1990年にコーセーの創業者・小林孝三郎氏により設立された。以来毎年、化粧品に関連する幅広い学術分野の優れた研究に対して助成を行っている。

 第33回となる今年度は「コーセーコスメトロジー奨励賞」として、2018年以降の助成採択者の中から北海道大学大学院 薬学研究院 木原章雄氏を表彰した。また、「コスメトロジー研究助成」として、全国の主要大学、病院、公的研究機関からの110件の応募に対し、選考委員の厳正な審査により選ばれた30名の研究者に対して助成金贈呈を行った。

 主催者を代表して挨拶した小林理事長は、「当財団は、生涯現役として化粧品ひとすじに歩んできた小林孝三郎が、化粧品業界への感謝の思いから、平成2年に設立したもので、これまでに幅広い分野の研究者への支援を通して、コスメトロジーの発展に努めてきた。今年までの累計助成件数は913件、総額は12億7500万円にのぼる。本日の受賞をきっかけに、コスメトロジー分野の研究で実りある成果を出されることを願ってやまない。これからも当財団は、コスメトロジーへの研究助成を通して、人々の美しく豊かな生活の実現と化粧品産業の発展のため、着実に歩みを進めていく」と語った。

 続いて、選考委員会委員長の二木鋭雄氏が選考経過を報告しつつ、「今年は皮膚で生理活性機能を持つ成分の開発や、皮膚の老化メカニズムの解明、人の顔を研究対象にしたものなど、コスメトロジーならではのユニークな着想によるコスメトロジーの広がりが感じられる、これからの展開が大変楽しみな研究課題が多く採択された。本日の受賞される研究が、当初の目標を達成され、将来、人々の健康と生活の向上に役立つことを祈念している」と述べた。
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