ケイズ、ODM製品と容器のオールインワンを提案

週刊粧業 2023年7月3日号 25ページ

ケイズ、ODM製品と容器のオールインワンを提案
 ケイズ(本社=石川県金沢市)では、「トータルコスメティックコンシェルジュ」をCITE JAPAN 2023のコンセプトに掲げ、「セラミド」「植物生体水」「医薬部外品」「フレグランス」の4テーマのもと、最新の市場トレンドを踏まえてブラッシュアップしたODM製品と容器のオールインワン提案をアピールした。

 企画部の門(かど)隆之部長によると、4テーマの中では「セラミドと植物生体水への反響が多く、スキンケアからメークアップまで全般的に再利用しやすいエコ容器の関心が高かった」という。

 界面活性剤を使わずに水と油を安定的に混ぜるセラミド乳化の独自技術を持つ同社では、皮膚への浸透性と保湿性を大幅に高めたナノ化セラミドをはじめ、肌へのやさしさを訴求した各種スキンケアをブースで提案した。

 植物生体水は、出荷基準に満たないB級品の規格外農産物などから特殊な真空蒸留法を用いて生体水(細胞内の水)を採り出し、精製水の代替として化粧品への活用を進めてきた。今回は、地元・石川県産の国造ゆずと、金沢市内のハーブ園で採れたハーブを用いた香りに着目した植物生体水が好評だったという。

 「容器に関しては、チューブの中にチューブがあるユニークな構造で2剤を同時に吐出し、1剤ずつ容器に分けて吐出するものとは異なる使用感と見た目の演出ができる『チューブインチューブ』など新たな容器を積極的に提案し、取扱容器の展示量としては過去最多となった」(門氏)

 統括本部の千代剛彦統括本部長は、展示会後の注力施策として「これまで受け身だったOEMから、市場のトレンドやニーズを捉えてお客様に自ら企画を提案するODMへと体制を変えるべく、金沢本社の営業部・開発部・営業企画部を統合し、2023年4月から『企画部』が発足した。企画部では今後、マーケットリサーチのデータに基づいて先を見据えた製品提案に注力していく」と語った。
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