アルビオン、サステナブルなパッケージを採用

粧業日報 2023年8月24日号 4ページ

アルビオン、サステナブルなパッケージを採用
 アルビオンは、8月18日にデビューした新ベースメークシリーズ「ALBION STUDIO(アルビオン スタジオ)」(全5品、3300~6050円)全アイテムのパッケージにて、環境に配慮した素材を採用し、環境負荷軽減の取り組みを推進している。

 新ベースメークシリーズの発売にあたり、容器においても新たな取り組みとして「シリーズ全体で環境配慮を実現すること」とし、機能性とデザイン性との両立をテーマに着手。リサイクルプラスチックをコンパクトケースの一部に初めて採用するとともに、パウダーファンデーションとフェイスパウダーのコンパクトケースのパーツの一部にリサイクルプラスチックを使用している。

 コンパクトケースの材質には、耐久性や強度が高く、様々な加工方法に適したプラスチック素材「ABS」が多く使われるが、化粧品容器に適し、かつ環境に配慮したABS材料はこれまでほとんど使われてこなかった。今回、ロッテケミカルによって開発された「リサイクルABS」を採用することで、環境対応のコンパクトケースが実現した。

 資材の仕入れから製作にあたっては、紀伊産業の協力のもと、初採用の素材に対し、適切に成形できるか、コンパクトの機能として問題がないか、衝撃吸収効果に不足はないかなど、慎重な確認を実施した。リサイクルABSはバージンABSと原色が異なるため着色において困難性があったが、機能性、色や質感、品質に徹底的にこだわり、環境に配慮した容器を生み出すことができた。

 また、レフィル個装の紙使用量削減にも着手し、ファンデーションのレフィル容器にて、 2年前よりプラスチック製からパルプ製容器に、外箱を箱の形状からスリーブ状にすることで環境負荷軽減に取り組んできたが、今回はさらに外箱の形状を進化。レフィル容器と外箱を一体化することで、一個あたり使用紙の重量を30%削減することに成功した。

 デリケートな中身を、落下などの衝撃に耐えられる構造にすることが不可欠であるため、化粧品だけでなく食品などあらゆる箱を調査し参考にして、今回の箱構造を開発するに至ったという。
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