東京都化粧品装粧品小売協同組合 長尾正幸理事長、感謝の気持ちを持ちながら専門店の文化を末永く

週刊粧業 2024年1月1日号 69ページ

東京都化粧品装粧品小売協同組合 長尾正幸理事長、感謝の気持ちを持ちながら専門店の文化を末永く
 当組合は約20年前には1200名程の会員数でございましたが、現在では220名まで減少しております。ドラッグストア、バラエティショップの台頭、さらに韓国コスメの普及や化粧人口の低年齢化など、化粧に対するニーズも様変わりし、我々組合員のような化粧品専門店が減少傾向にあります。

 しかし一方で、画一化されたメーカー主導の専門店から、生き残りをかけて、独自のやり方で結果を出している専門店が多くあるのも事実で、心強く思う次第です。

 明治30年頃、小間物鼈甲商約20店が集まり、東京市小間物商親友会を結成、これが当組合都粧協のみなもとです。その後昭和41年4月1日に現在の「東京都化粧品装粧品小売協同組合」として会館を新築し、新たなスタートを切りました。

 かつては、化粧品の再販制度の撤廃を巡り、組合が個店を守る為に、理事が命がけで戦ったなどという逸話も耳にしたことがあります。現在は組合の意義、組合員にとって無くてはならない存在である為に何をするべきかということが問われていると痛感しております。

 ㈱資生堂の二代目社長、松本昇氏によって作られましたチェインストア制度によって現在の専門店があります。感謝の気持ちを持ちながら、専門店の文化を末永く続けていく為に、全国組織の「全国化粧品協同組合連合会」として、また「都粧協」としてできることを明確にし、よりメーカーと密な関係を築き、お互いに前向きな要望を積極的に出し合い、組合活動に役立てて行きたいと考えています。

 特に直接関わります首都圏支社への要望に対し、積極的に動いてくれるような関係を築いていき、少しでも組合員の皆さんのお役に立ちたいと考えています。
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