2015年4月2日 11時55分
株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、4月1日に本社にて「2015年度 新入社員入社式」を行いました。式典には今年度の総合職採用43名(男性21名、女性22名)が出席し、代表取締役社長 小林一俊より下記の内容の訓示を行いました。
社長訓示 (要旨)
入社おめでとう。 皆さんの社会人としての門出に際して、まずはお祝いを申し上げたい。
アベノミクスの効果や円安の進展による企業業績の回復、さらに我々に直結する個人消費の分野では、身近なところでは外国人観光客の急増によるインバウンド効果の貢献など、日本経済においては、明るい材料も増えつつある状況である。
このたび、皆さんが社会に出るにあたり、化粧品という産業を選択されたのだが、どんなに世の中が変化しようとも、生活に彩りや潤いを与え、世の中を明るくするという、この産業の担う役割は、今後もますます大きくなるであろう。
個人消費の方向性としては、かねてからの「物質的充足から心の満足へ」という流れは、化粧品という「感動や満足を提供する産業」にとっては、ますます追い風になり、特に高付加価値商材に強みを持つ我々にとっては、責任もやりがいもますます高まると言える。
とはいえ、国内においては、今後のエネルギー政策や震災復興、財政再建、一向に歯止めがかからない少子高齢化など、依然として課題が山積しているのも現実であり、世界に目を転じても、新興国の経済成長の鈍化に加えて、テロや軍事衝突への懸念の高まりなども含め、ますます先が見通しにくいという状況に変わりはない。
ただ、この先行きの不透明さ、不確かさ、すなわち「高リスク社会」という状況は、「全ての物事はこれまでの延長上にあるわけでは無い」と考え、逆に「自分自身を変えるチャンスである」とポジティブに捉えるべきである。直面する問題や課題は制約と考えるのではなく、これまで抱えていた問題が顕在化したのだと前向きに捉え、我々の企業活動や事業構造を抜本的に見直すチャンスであり、まさに「ピンチをどうチャンスに変えていくか」と考えるべきだ。
当社は、消費行動や競争環境が激変する中で、より強靭な企業となるべく、全社を挙げて取り組んできた「改革」が経営成果として実を結びつつある。少し振り返ると、私が8年前に社長に就任して以来、「現場力、スピード、シンプル化」をモットーに掲げ、創業以来蓄積してきた、我々のもつ本来の強みをより一層研ぎ澄ませつつ、変えるべき点は思い切って見直し、社員全員の「意識」と「行動」も含め改革を進めてきた。
そして、この改革の成果は、ここ2期の急速な業績回復となって顕在化してきた。しかし、競争の舞台が「世界」に移りつつあることも踏まえ「グローバル」に視点を拡大しながら、さらに、ますます加速する消費・購買行動の変化に対応し、たとえば「ネット社会」への対応なども含め、これまでに無い新しい取り組みにも積極的にチャレンジしていく必要がある。
皆さんは、このようにあらゆる意味での“転換の局面”に我々の仲間に加わってくださることになるが、そんな皆さんには、次のことを期待したい。まずは「斬新な発想とチャレンジ精神」。若い皆さんだからこそ、これまでの習慣や常識にとらわれない斬新な発想を活かして欲しい。我々は業界ではチャレンジャーという立場でありつづけるべきであり、皆さんはそのチャレンジ精神を率先して体現する存在であってほしい。
一般に、企業が進化(=成長と発展)をしていくには、「それまでの蓄積や経験を生かした、これまでの延長上にある『連続的な成長』」と、「何らかのイノベーションによる革新や転換など、従来の延長上にはない『非連続の発展』」の両方が必要であると言われている。そして日本の企業は、一般に「改善」に象徴されるように前者は得意だが、後者が苦手だと言われており、現在のような転換の局面においては後者が必要とされている。
本日から我々の一員となる皆さんは、現時点では「経験はゼロ」。しかしこれは弱点ではなくて、先ほど言ったように、前例・習慣や常識にとらわれない強みであり、むしろ経験を積んだ先輩よりも斬新な発想ができるかもしれない。是非、これを期待したい。
もうひとつは「自分を磨く」ということ。当社に憧れて入社し、愛社精神をもって働くことも大切だが、それはコーセーという看板やブランドに頼ることとは違う。まずは自分自身を磨くことを通じて、新たなコーセー像を自分が創っていくという気概を持ち業務に取り組んで欲しい。これらのことを常に胸に抱きながら、今日からコーセーの一員として、我々と一緒に新たな未来を切り開いていこうではないか。
※今年度の美容スタッフ職採用は141名。入社式は、3月25日と4月1日に、コーセー王子研修センター(東京・北区王子)にて行いました。
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