第60回 ジャンル違いネーミングの○○

【週刊粧業2019年3月25日号6面にて掲載】

 私は化粧品メーカー以外の企業(製薬会社や食品)で化粧品の企画のお手伝いをすることも少なくないのですが、化粧品というのは独特な消費財だということを理解していただくことはとても難しいと感じます。

 他との違いは、「お客様の願いを叶える」というのが大きな使命だということではないでしょうか。「これを使えば人生変わってしまう」まではいかないにしても、「これを使えば今までとは違う自分になれるかも」という期待に、どのようにお応えするかを考えることが私たちの仕事なのです。

 もうひとつ忘れてはならないのは、たとえ願いを叶えられたとしても、それに「永遠」はないということ。昨日まで気に入っていた化粧品が、ある日突然イマイチしっくりこないということが頻繁におきます。恋愛でいう倦怠期、マンネリと呼ばれるものです。

 化粧品ブランドは、そんな気分に陥った時に救ってあげる商品もしっかり用意してあげなくてはいけません。今回はそんなマンネリ打破コスメを2品ご紹介します。

 1品目は、シャネルの「ルージュ ココ フラッシュ トップ コート」(全3色各4000円、3月8日発売)です。口紅の上に乗せるとニュアンスチェンジができるリップで、保湿効果も高く、単品でもさりげない発色で使いやすいという便利でお得なアイテムです。

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廣瀬知砂子

女性潮流研究所 所長 / 商品企画コンサルタント

実践をモットーとする化粧品コンサルタント 現場発想で生み出した独自の商品企画法やトレンド分析法で、大企業から中小企業まで多くのヒット商品を手がけている。

http://www.beautybrain.co.jp/

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