クラシエホームプロダクツ(KHP)はこのほど、経営方針を社外に広く発信すべく、新たな取り組みとして、「2011年上期方針説明会」を開催した。その席で、岩倉昌弘社長は、昨今の市場動向や将来展望について、次のように語った。
――昨今の化粧品・トイレタリー市場の動向については。
岩倉 2011年も市場環境そのものに大きな変化はなく、厳しさは続くだろう。化粧品・トイレタリー市場では、これまで右肩上がりを前提としたビジネスモデルが採用されてきたが、市場が成熟化する中、伸びないことを前提にどういう方向性を打ち出すかが問われている。
十分に対応できていない企業では業績が落ち込む一方、それにいち早く取り組んだ企業は好業績を記録している。
――中長期的展望については。
岩倉 まずは、国内においてシェアアップを図っていく。ブランドを育成するために、昨年以上の投資を行っていくことについては、親会社(ホーユー)からも賛同を得ており、投資をしっかり行うことでシェアを高めていきたい。
戦って取っていくという考え方ではなく、本来この商品ではもう少しシェアがあってしかるべきというものも存在する。当社は参入カテゴリーで圧倒的なシェアを持つ商品がまだない。
特定市場で圧倒的なシェアを持つような商品を育成し、強い会社にしたい。細分化したニーズをしっかりフォローし、生活者に向き合った商品を開発することで、企業としての存在感も高めていく。
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この記事は週刊粧業 掲載
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