資生堂、IFSCC2012で世界最多、通算16回目の「最優秀賞」を受賞

　資生堂は、10月15～18日南アフリカ共和国･ヨハネスブルグで開催された「第27回国際化粧品技術者会大会」（IFSCC Congress）にて、“肌内部のコラーゲンを肌を傷つけることなく可視化する技術”が口頭発表基礎部門で「最優秀賞」を受賞した。今大会には、世界20カ国から221のテーマ（口頭発表63、ポスター発表158）がエントリーし、口頭発表基礎部門、口頭発表応用部門、ポスター発表部門の各部門でそれぞれ1組最優秀賞が選ばれた。

　今回の同社の受賞は、第24回、第25回、第26回に続く4大会連続、また大会の間の年に開催される「IFSCC Conference」を含めて、通算16回目のIFSCC最優秀賞となり、世界の化粧品メーカーの中で最多の受賞回数となった。　

　IFSCCでの研究発表は、化粧品研究に携わる世界各国の第一人者によって、その研究内容と結果が評価されている。研究の先進性だけでなく、効果やメカニズムなど研究プロセスと内容の確かさに加え、その後の化粧品開発の発展に広く役立つことなど、多面的な評価から「最優秀賞」が選出されている。

　今大会において、同社は最優秀賞を受賞した 1件のほか8件、計9件の研究発表を行った。

「最優秀賞」受賞テーマの概要
【受賞テーマ名】
新しいコラーゲン可視化技術を用いた光加齢に伴うヒト真皮構造変化の非侵襲評価
【受賞者】
資生堂リサーチセンター・スキンケア研究開発センター
山下豊信（やましたとよのぶ）副主任研究員
【受賞テーマの概要】
レーザー光を使って画像化する最新のイメージング技術を応用し、肌を傷つけることなく肌内部のコラーゲンの状態や加齢変化を可視化することに成功した。

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