ブルーベル・ジャパンでは2012年1~10月、百貨店流通でプラス成長を確保した。
「日本のフレグランス流通に対し、量より質を求めるラグジュアリーブランドが増えている。彼らはブランドメッセージを着実に伝えていける流通を求めているので、今後も百貨店に積極的な投資をはかっていくことになりそうだ」(柳沢奈保香水・化粧品事業本部ジェネラル・マネージャー)
今秋、百貨店カウンター「ラトリエデパルファム」への新CI導入を、東京大丸を皮切りに開始した。百貨店がフレグランス売場に寄せる期待は高く、化粧品売場におけるブランド別売上順位が着実に上がっている店舗が増えている。
新宿伊勢丹で9月に先行発売した「メゾンフランシスクルジャン」は好スタートを切り、10月末に導入したうめだ阪急に続き、銀座三越でも取り扱いを開始する。
今年度は「香水の日」(10月1日)を踏まえ、フレグランスアンバサダーの増田惠子氏を迎えたトークショーイベントを9月29日に池袋東武、翌30日に大丸心斎橋で開催し、大きな反響を得た。10月1日に開設したWebサイト「カフェデパルファム」では約3週間で2万5000件のアクセスがあり、ソーシャルメディアも取り入れた展開を検討している。
今秋は「グッチバイグッチプルミエールオードパルファム」「LOVE,クロエオーフローラルオードトワレ」「ブルガリモンジャスミンノワールオーエキスキーズ」などの新作がヒットした。「メルセデス・ベンツオードトワレ」はベンツのカーディーラー約200店舗でも取り扱いが始まった。
メゾン系ブランドも軒並み好調で、「クリードオードパルファムアバントゥス」のように発売から1年ほどが経過した現在でも勢いが衰えないロングセラー候補が登場しつつある。来春も有力ブランドの新製品を続々導入する計画だ。
2013年1月よりボーテプレステージインターナショナル社の「イッセイミヤケ」「ジャンポール・ゴルチエ」「ナルシソロドリゲス」の取り扱いを開始する。
「フレグランス業界のビジネスクオリティをアップさせ、日本がすばらしい香水の国となることを目指している。そのためにも、新たなブランドやユーザーの育成に努めていきたい」(柳沢氏)
【PDFダウンロード】「2012年フレグランスの最新動向」はこちら
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この記事は粧業日報 掲載
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