花王・澤田社長、化粧品事業改革の方向性を語る

粧業日報 2015年12月4日号 1ページ

カンタンに言うと

花王・澤田社長、化粧品事業改革の方向性を語る
 花王は、11月25日に定例記者会見を行い、澤田道隆社長が「化粧品事業改革の方向性」について、竹内俊昭常務(花王CMK社長)が「3販社の一体化によるシナジー効果」についてそれぞれ語った。

 ――花王グループの新しい成長エンジンとして化粧品事業の重要性が高まる中、どのようなことを軸にソフィーナ、カネボウ化粧品の改革を行っていくのか。

 澤田 化粧品業界をみていくと、全体のレベルが上がり、様々な尖がったコンセプトの化粧品がたくさん市場に投入されるなど、競争環境がますます厳しくなっている。

 こうした中、総合化粧品メーカーとして展開しているソフィーナ、カネボウ化粧品は、導入当初は尖った特徴を持つブランドであったが、時代の流れの中で尖り方が少し甘くなってきた。

 今一度、尖り直さないと化粧品市場の中では生き残れない。極端に言うと、もう3年は持たないと思い、大改革へと舵を切った。

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