【ドラッグストアアンケート2018】店舗数拡大は世情や市場を反映

週刊粧業 2018年10月22日号 50ページ

【ドラッグストアアンケート2018】店舗数拡大は世情や市場を反映
 ドラッグストア業界の全体的な動向と商況を掌握するうえで、日本チェーンドラッグストア協会(通称=JACDS)が発表している「2017年度業界推計」(第1回=2001年度)は、綿密さと詳細さに加え、経年性という視点からも非常にわかりやすい実測データとなっている。

 まず、「全国総店舗数」は、1万9534店舗(前年比3.4%増、660店舗増)となり、調査が始まってから17年連続の増加は止まらなかった。

 増加幅の660店舗は、調査を行ってきた歴史上4番目の多さだった。

 一方で、これら総店舗数を司る企業数はというと、頂点だった2004年度の671社(2000年度比115.8%)からは減少が続き、この2017年度は416社まで集約が進んだ。

 調査初年度の579社に対し、足元では71.8%まで縮小した格好となっている。

 JACDSはこれら一連の背景について、「超高齢社会に向けた極小商圏化への対応が着実に進み、店舗数が増加した。特にインバウンド需要などが後押しとなり積極的な出店が見られた」(抜粋)としている。

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