ケイズ、高級感のある海外容器の注文が増加

週刊粧業 2019年3月25日号 8ページ

ケイズ、高級感のある海外容器の注文が増加
 「化粧品コンシェルジュ」をモットーに国内容器から海外容器まで幅広く展開するケイズの容器部門の今期(2019年3月期)は、前期比25.8%の増収で着地する見通しだ。海外容器の注文増加、OEMとのオールインワン提案の強化が業績を牽引した。

 国内容器の納期が延びている現在、同社では、納期の短い海外容器の需要が高まっている。中でも、高級化粧品を扱う取引先が増えていることから、容器の内側にストライプ模様やクリスタルカット、彫刻などの加工を施した高級感のある容器の引き合いが強いという。

 アイメーク用の容器や、肉厚のグロス容器など、同社が得意としているスキンケア容器以外の注文も増えた。メークアップ容器やチューブ容器など、さまざまな容器をワンストップで揃えられるという印象がクライアントに浸透したことも好調の原因となった。

 「海外容器の採用に不安を感じるお客様もいらっしゃるが、当社が責任を持って容器の品質検査を行うことで安全を確保する。当社では容器のご提案から充填まで行うことができるため、オールインワンでご満足いただけると思う」(久保渕武第一営業部部長)

 インバウンド需要が落ち着きを見せてくると予想される中で、同社では今後、海外調達先の増加や人材教育に力を入れていく。

 これまで以上に多種多様な容器を扱うことで取引先の要望に柔軟に対応すると同時に、顧客の気持ちに寄り添える人材を育成することで、「化粧品コンシェルジュ」としての成長を目指す。

 「売上を伸ばすことより、足下を固めることを大切にしたい。容器とOEMの協力体制をより強化し、お客様に満足していただくことを第一に考えていく」(久保渕氏)
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