コスメ・ビューティ総合研究所、公式サイトを立ち上げ本格始動

　化粧品販売店やビューティサロンの発展に向けた支援サービスの提供を目的に2019年4月に設立した一般社団法人コスメ・ビューティ総合研究所が、6月1日よりWebサイト「コスメ・ビューティネット」（https://cosme-beauty.net/）を立ち上げ、本格的に始動した。

　「情報提供、勉強会・セミナー、交流」の3つを柱に、会員登録により無料で利用できるサービスに加え、会員ランク制（年契約1万9800円～14万800円、月契約1800円～1万2800円）を導入し、オンラインサロン「ハピネスサロン」の運用と、セミナー・勉強会、交流会の企画・実施というオンラインとオフラインの双方型支援で、会員店舗の課題解決・業績向上に貢献していく。

　代表理事の安倉秀人氏は、大手百貨店での化粧品売場責任者・メークアップアーティストとして接客・販売経験、大手化粧品メーカーにて新規ブランドの立ち上げなどに携わった経歴を持ち、コンサルタントとして化粧品店やエステサロンの業績向上・業務改善などを実現してきた経験をもつ。

　近年は、コスメ店舗検索サイト「キレイエ」を立ち上げ、コスメショップとのネットワークを全国に広げる中で、「店舗が抱える共通の悩みや課題が見えてきた」（安倉氏）ことから設立に至ったという。

　会員ランク制は、フリー（無料）、ベーシック、プラチナ、ダイヤモンドの4つに分け、掲示板の利用や商材の紹介・提供サービスを無料にし、業界情報や店舗情報、オンラインセミナー、訪問コンサルティングの提供などのサービスは、ランク分けして提供していく。

　プラチナ会員以上が利用できるオンラインセミナーは、経営、販促、マネジメント、スタッフ教育、財務、カウンセリング、メークアップ技術など多岐の領域にわたり、各専門講師によるセミナーをオンライン上で開催していく。

　また、情報提供は、マーケット情報を中心に、同業者の成功事例、ドラッグストアなどに展開される一般化粧品や通販コスメなどの情報も幅広く提供する考えだ。

　「化粧品専門店やサロンを支えているスタッフは、取扱ブランド・製品に関する知識が豊富で高い接客レベルを持つ。業界関連の情報を幅広く取り入れてもらうことで、接客・サービスの質的向上、ひいては店舗力の向上につなげてもらいたい」

　オフラインコンテンツは、6月後半から体験セミナーや勉強会などの予定が入りはじめており、HPでも確認することができる。

　今後は、店舗力向上を目的とした半年間の講座（全5回）も実施する予定だという。

　「企業の業績は人が全てだと思っている。オンラインとオフラインの双方型支援で、店舗の課題解決・業績改善や、現場スタッフを中心としたビジネスモデルの強化につなげていきたい」（安倉氏）