ライオン2019年12月期決算、微減収増益

粧業日報 2020年2月28日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 一般用消費財事業の売上が1.2%増と堅調に推移
  • 中国は現地通貨ベースで2ケタの伸長
  • 2020年は着実な売上・利益成長を目指す
ライオン2019年12月期決算、微減収増益
 ライオンの2019年12月期決算(IFRS)は、売上高が前期比0.5%減の3475億1900万円、従来の営業利益にあたる事業利益が5.9%増の300億4000万円、営業利益が12.8%減の298億3200万円、当期利益が19.7%減の205億5900万円となった。

 売上は、一般用消費財事業で増収も、海外事業、産業用品事業で減収となり、トータルでは微減収となった。事業利益は、一般用消費財事業の増収、海外事業の収益性改善により増益となっている。

 2月14日に行われた決算説明会で榊原健郎取締役上席執行役員は2019年度を振り返り、「韓国・香港で事業環境が悪化し、東南アジアや国内消費財事業(衣料用洗剤)で競争が激化したことで売上・利益とも公表値を下回る結果となったが、為替の影響や前期にマレーシアの洗剤原料製造子会社『ライオンエコケミカルズ』を連結対象から外し、殺虫剤事業を譲渡した影響を除く実質では0.4%の増収となっている。営業利益については、前期に50億円強の固定資産売却益(台湾・市原)を計上していた影響で43億6000万円のマイナスとなっているが、その影響を除く実質では増益となっている」と語った。

 2020年度は、国内において「オーラルケア分野の成長持続」「薬品分野でのプレゼンス拡大」「インバウンド需要の取り込み」を進めるとともに、海外では「中国事業の成長加速」「東南アジアの成長回復」に取り組むことで、売上高は2.2%増、事業利益は1.5%増を目指す。         

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