資生堂、2021年12月期は大幅増収増益

粧業日報 2022年2月24日号 1ページ

カンタンに言うと

  • スキンビューティー・eコマースが成長の原動力に
  • 米州・欧州・トラベルリテールが2ケタ成長で全体を牽引
  • 日本は中価格帯を強化、中国はコミュニケーションの質を向上
資生堂、2021年12月期は大幅増収増益
 資生堂の2021年12月期連結業績(日本基準)は、売上高が前期比12.4%増の1兆351億6500万円、営業利益が177.9%増の415億8600万円、経常利益が365.2%増の448億3500万円、当期純利益が424億3900万円(前期は116億6000万円の損失)と大幅な増収増益で着地した。

 2021~23年の3カ年中期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」では、これまでの売上拡大による成長重視から、収益性とキャッシュ・フロー重視の戦略へと転換し、スキンビューティーカンパニーとしての盤石な基盤構築を目指している。

 その初年度である2021年度は、「変革と次への準備」の期間と位置づけ、ウィズコロナへの対応と準備をしながら、事業ポートフォリオの再構築を中心とした構造改革、財務基盤の強化に取り組んだ。

 具体的には、パーソナルケア事業やプレステージメークアップ3ブランドの譲渡、Dolce&Gabbanaとのグローバルライセンス契約の解消などを実行した。また、DX推進についてはアクセンチュアとの合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」を設立し、グローバルではデジタルマーケティング戦略強化のため、中国テクノロジー大手テンセントとの戦略的パートナーシップを締結した。大阪茨木工場・西日本物流センターも本格稼働している。

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