コスメデコルテ、若年層を中心に新客獲得が好調

粧業日報 2022年7月19日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 商品戦略とデジタル化が成長を支える原動力に
コスメデコルテ、若年層を中心に新客獲得が好調
 コーセーが百貨店や化粧品専門店を中心に展開するハイプレステージブランド「コスメデコルテ」では、コロナ前から進めてきた顧客分析に基づく先を見据えた「商品戦略」と、コロナ禍で加速した「購買行動のデジタル化」が合致し、20~30代を中心とした新規顧客の獲得がブランドの成長を支える大きな原動力となっている。

 コロナ禍でも好調が続くコスメデコルテの具体的な取り組みや今後の注力施策などについて、セレクティブブランド事業部の東啓司グループマネージャーと、同部 事業戦略推進課の命尾泰造グループマネージャーに話を伺った。

 ――まずは、コロナ禍における「コスメデコルテ」ブランドの状況についてお聞かせいただけますか。

  国内においては店頭消化・実績とも好調に推移しており、直近5~6月の実績は前年比で約1.5倍と著しい伸びを示している。

 商品面では、昨年9月に発売したブランドを象徴する美容液「リポソーム アドバンスト リペアセラム」を筆頭に、今年2月に発売した新スキンケアラインの「イドラクラリティ」、さらには今年4月に日本先行で18色を発売したリキッドファンデーション「ゼン ウェア フルイド」が、新しいお客さまの獲得に貢献している。

 命尾 好調を裏づける具体的な数値として、リポソーム アドバンスト リペアセラムは30歳以下の新規購入者率が、リニューアル後は倍増した。また、全年代の新規率をみても、リニューアル後は倍増している。

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