ライオン 竹森征之社長、不安を恐れずフレッシュな気持ちで仕事をしよう

週刊粧業 2023年4月10日号 15ページ

ライオン 竹森征之社長、不安を恐れずフレッシュな気持ちで仕事をしよう
 今日は私から、新たなステージに足を踏み出す皆さんに、真っ先にお伝えしたい話をします。それは、私たちライオンが社会において果たそうとしている役割についてです。

 この会社で実現したいこと、どのように自分を成長させたいかは一人ひとり異なると思います。自身のやりたい事と仕事としてやるべきことに違いがあった時、それに悩むこともあるでしょう。ただ、そういう悩みがあった時、必ず思い出して欲しいのは、私たちライオンが社会において担っている重要な役割です。私たちライオンの商いは、どちらかと言えば、生活のハレとケで言えば、ケの部分に当たります。ハレはイベントとか非日常を表わす言葉。一方でケとは、イベントごとでは無い、普段の何気ない日常生活であり、一日24時間、一年365日の大部分を占めます。

 その中において、さまざまなより良い習慣をつくりあげること。

 これが、私たちライオングループの大いなる役割であり、創業から一貫して変わらない、私たちがやり続けなければならないことです。たとえば、工場の皆さんが懸命に洗剤やハブラシなど、さまざまな製品を作っています。ただそれは、単なる製品だけでなく、製品を通じて、洗剤なら洗濯の習慣、ハブラシなら日々の歯みがきの習慣という具合に、お客様に社会に習慣をお届けしているものです。

 私たちは「習慣には社会を変えるチカラがある。」と信じています。

 人々の健康には欠かすことはできず、大きな効果をもたらしますし、生活にリズムを与え暮らしを明るくする大切な要素ともなっています。また、社会が直面する最大の課題である地球環境の悪化に歯止めをかけることも、私たちの習慣で変えることができるのです。二酸化炭素の排出も、プラスチック廃棄も、その多くは家庭で起きています。

 環境にやさしい製品を通じて環境の面からも社会を変えていく、そのような習慣をつくっていくこと、これは、習慣づくりを本業としている私たちライオングループだからこそできるテーマだと思います。

 皆さんは今、気持ちの高まりと不安が入り混じっていることでしょう。皆さんが明るく前向きにスタートできるよう、私も全社の先輩方も皆さんの背中を後押しします。不安を恐れずにフレッシュな気持ちで、仕事をしていただきたいと思います。一緒に仕事をし、皆さんのフレッシュな意見を聞けることを大変楽しみにしています。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ライオン 竹森征之社長、不安を恐れずフレッシュな気持ちで仕事をしよう

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop