週刊粧業 2010年1月25日号 1ページ
カンタンに言うと
単価下落に歯止めかける「店頭実現力の向上」
「異業種との共同配送」「配送頻度見直し」に期待
我が国経済においては、 人口減、 少子高齢化、 物価下落が相まって、 あらゆる商品でかつてのような 「量的拡大」 による成長は限界を迎えている。
こと化粧品・日用品においては、 対象人口が多いジャンルの商品であればあるほど、 「量的拡大」 を図ろうとすれば、 単価下落という最悪の結果を招いてしまう。
従来にない新しい価値を創造することでしか、 この100年に一度といわれる不況は乗り切れないという覚悟が各メーカーには求められている。
一方、 日雑卸各社には、 これ以上単価下落をさせない 「店頭実現力の向上」 が第一に求められている。 ここ数年、 店頭実現力の向上と同等に重視されてきているのが、 輸送時のCO2削減策、 コスト削減策としての異業種も含めた共同配送の取り組みだ。
業種、 業界を横断した物流の効率化は、 話し合いのテーブルについた段階で各社とも本格的な実施には至っていないが、 政府の2020年までの温暖化ガス90年比25%削減という目標をクリアしていくためにも、 共同配送や配送頻度の見直しはもはや避けて通れない課題になっている。
そうした意味で2010年は、 「店頭実現力の向上」 はもちろん、 「異業種との共同配送」 や 「配送頻度の見直し」 がクローズアップされる年になるのではないか。
あと76%
この記事は週刊粧業 2010年1月25日号 1ページ 掲載
■2010年化粧品日用品卸(日雑卸)業界展望~単価下落に歯止めをかける「店頭実現力の向上」はもちろん、「異業種との共同配送」や「配送頻度の見直し」に期待集まる ■資生堂・前田社長~「ベアエッセンシャル」買収の背景について語る~アジア・欧州・米国の3極が10%以上のバランスの取れた構成に ■東京都化粧品装粧品小売協同組合、新年祝賀会を開催~竹守理事長「長年培った絆を基本に事業・行事を進めたい...
バラ売り
【週刊粧業】2025年化粧品・日用品業界トップの年頭メッセージ
バラ売り
【週刊粧業】2023年度国内化粧品売上高上位30社
バラ売り
【週刊粧業】2024年週刊粧業選定・化粧品日用品業界10大ニュース
バラ売り
【週刊粧業】サプライヤー(OEM/原料/容器)18社・2025年新春トップインタビュー
バラ売り
【週刊粧業】2024年化粧品業界 基礎データ
バラ売り
【週刊粧業】2025年化粧品・日用品業界トップの年頭メッセージ
バラ売り
【週刊粧業】2025年 資生堂 藤原 憲太郎社長 新春インタビュー
バラ売り
【週刊粧業】2025年 コーセー 小林一俊社長 新春インタビュー
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。