1952年設立の化粧品OEMメーカー、アサヌマコーポレーション (本社=東京) は今期 (2011年6月期)、 創業以来の最高売上高となる80億円 (対前年比2.5%増) を計画するなかでさまざまな施策が動き始めている。
同社の麻沼雅海社長が 「私の10年計画」 と掲げる進捗プランのうち、 2011年にかけて本陣である神奈川県の相模原工場を大型投資による設備増強で生産効率と品質の向上を進めるほか、 満を持した格好で進出した中国上海工場の黒字化をグループ全体における2大目標に据えている。
2007年6月に独資で立ち上げた上海麻沼化妝品有限公司 (上海市金山区) は、 実稼働から2年目。 現在の商況について麻沼社長は 「売上高は順調に伸びているが、 慎重に取り組んで損益分岐点に持っていかなければならない。 来期 (12月決算) は若干のマイナス収支だが、 稼働4年目からプラスに転じる見通し」 と説明している。 進出・稼働から4期目の黒字達成は、 当初に織り込んだ計画だという。
顧客企業の属性は現状で、 国内取引から発展した日本企業や欧米メーカーに加え、 中国へ進出してからは、 香港や台湾資本の化粧品会社が新規取引先として1グループを形成。 当地中国の有力ローカルまでを含め、 全体像は 「6対4の割合で社数はアジア系企業の方が多い」 (同) というバランス構成が整った。
顧客企業数が一定のボリュームに向かって増大するのに合わせ、 受託する業務の中身も立ち上げ当時に 「理想」 と目論んだ形へステップアップさせたい考えがある。
具体的には、 「本社の企画管理部門と研究開発部門が生み出した容器と中身をベストマッチさせたトータル提案」 というもので、 「これを採用していただくことが進出段階からの目標」 (同) となっている。
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この記事は週刊粧業 掲載
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