ライオンは2012年1月12日から2月10日にかけて、流通関係者を対象とする「春のプレゼンテーション」を全国7地区で開催、2日間(12、13日)にわたって開催された東京地区のプレゼンテーションには卸、小売合わせて約1200名が来場した。 特設会場には、「主力ブランドの中でも伸びている分野に特化して製品を投入する」という同社の方針に沿ったオリジナリティ溢れる今春の新製品を、カテゴリーごと(オーラルケア、ビューティケア、ファブリックケア、ハウスホールド、OTC医薬品)に集結。それぞれのブースでは、開発担当者が熱心に製品の特徴やアピールポイントなどを説明していた。 ビューティケア展示ブースでは、"剤型の併用"あるいは"持ち歩き"といった新しいイマドキ女子の生活スタイルの変化を捉え、スタイリッシュなニオイケアを2012年のテーマとするデオドラント「Ban」シリーズを前面に押し出し、特に成長市場向けに開発した、有効成分の滞留性を高めて防臭効果をさらにアップした「デオドラントロールオン」(医薬部外品、630円〈参考価格、税込〉)と、さっぱり感をアップしたボディ用汗ふきシート「爽快さっぱりシャワーシート」(10枚250円、36枚530円〈同〉)の2品の機能性実験とその説明に多くの時間を割いた。 「デオドラントロールオン」は、制汗成分とナノイオン殺菌成分を従来品の2倍増量するとともに、有効成分の滞留性を向上させ、防臭力をさらに高めた。 「爽快さっぱりシャワーシート」は、ふきとり感とさっぱり感の向上に向け、ナノイオン吸着パウダーを増量するとともに、現行品より25%厚く、立体加工を施したメッシュタイプの皮脂をしっかり拭きとれる新シートを採用している。
ファブリックケア展示ブースでは、心地よい香りが着る時まで長続きする超コンパクト洗剤「香りつづくトップplus」(本体400g380円〈同〉、つめかえ320g300円〈同〉)を紹介した。 香りの持続性ニーズは、「干すとき」「たたむとき」から「着るとき」「着ているとき」に移行しているものの、現在使用中の洗剤でそれを実感している人が少ないこと、この3年でヒートテックをはじめ化学繊維の消費量が30%増えていることを突き止め、開発に着手。独自の"Wの香りキープ成分"と天然エッセンシャルオイルを配合し、綿素材の衣類やタオルに加え、化学繊維の衣類でも心地よい濃密な香りが着る時まで長続きする新コンパクト洗剤の発売にこぎつけた。 ブースでは、香りがつくと着色する特殊な繊維を用いて新製品と従来品との香り付きの違いを際立たせたほか、洗濯後3日経った化学繊維の衣類を用いて香りの持続性を直にアピールしていた。 オーラルケア展示ブースでは、歯の密度を高めて、白く輝く強い歯をつくり、ムシ歯を予防する薬用ハミガキ「クリニカエナメルパウダー」(医薬部外品、130g350円〈同〉)の有用性をアピールするため、密度の高い透明パネルと低い透明パネルを用意。そこに光線を当てて"密度"と"光"の透過の相関を説明した。 近年、20~30代女性では、ライフステージの変化に伴い、「キレイな歯でいたい」という対人ケア意識が高まっており、ここ数年(2008→10年)で中価格帯(250~499円)美白ハミガキ市場は20%拡大している。 そこでクリニカでは、新しい美白アプローチとして、「歯の密度」に着目。歯のエナメル質密度を高い状態にし、歯の再石灰化を促進する「薬用フルオライド(フッ素)」を配合した。これにより、磨くたび、歯の密度を高めて、強くて美しく白い歯に導くという。この記事は週刊粧業 掲載
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