粧業日報 2024年5月15日号 3ページ
カンタンに言うと
日本色材工業研究所の2024年2月期連結業績は、売上高が前期比28.0%増の150億5000万円、営業利益が173.0%増の4億4100万円、経常利益が174.9%増の4億700万円、当期純利益が61.6%増の3億9800万円となった。
日本とフランスともに新型コロナの影響が大きく軽減し、グループ3社(日本色材工業研究所、テプニエ、日本色材フランス)はいずれも増収となった。利益面では、採用難による工数不足からの外注増や、インフレによる原材料費・人件費・光熱費など各種経費の上昇が利益の圧縮要因となったものの、工場・設備の稼働が向上して固定費を打ち返し、最終的な増益につながった。
国内(日本色材単体)は、売上高が18.1%増の102億6100万円、営業利益が60.5%増の2億2000万円だった。売上面では、新製品投入を控えていた国内外メーカーからの新規案件を中心に受注が大きく回復し、日本色材単体で初めて100億円の大台を突破した。利益面では、新型コロナ前に増強したつくば工場での生産設備の稼働が向上し、高止まる各種コスト負担を打ち返して増益となっている。
フランス(テプニエ、日本色材フランス)は、売上高が57.1%増の49億5500万円、営業利益が785.7%増の2億2200万円だった。医薬品・化粧品ともに受注が大きく回復したことに加え、円安の影響もあり大幅な増収となった。利益面では、近年投資した医薬品の生産設備の稼働向上が大きく貢献し、国内とほぼ同レベルの水準となっている。
今期の連結業績見通しは、売上高を12.7%増の169億6400万円、営業利益を37.2%増の6億600万円、経常利益を20.2%増の4億9000万円、当期純利益を10.7%減の3億5500万円としている。
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この記事は粧業日報 2024年5月15日号 3ページ 掲載
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