アンズコーポレーションは、「事業の高質化・拡大」を掲げ、失敗から学ぶ姿勢や風土の醸成を図っている。山田昌良社長は、「私を含め、役員の意識改革からスタートして10年以上になるが、役員、社員の成長と会社の成長の歯車が噛み合いはじめ、全社的に浸透してきた実感がある」と述べ、プロフェッショナル人材の育成をはじめ、人事戦略を加速する。
人材の確保では、「新卒採用による優秀な人材の獲得とともに、ハイキャリア採用のルート開拓も重視して取り組んでいる」と話し、「育成部分を重視しているため、採用ではミスマッチを防ぐことがお互いにとって最善と捉え、トップマネジメントで行っている」(山田社長)。会社説明会では社長自ら経営方針やビジョン、組織運営について話し、質疑応答の時間を多く設けている。
人材定着に向けて、新入社員研修や部門配属後の育成支援も厚くした。
人材育成では、「お客様のための仕事を徹底すること」「変化(挑戦)を常態化すること」「お互いを尊重し合うこと」の3点を重点項目に掲げ、実践できる環境整備に取り組んできた。
「それぞれ関係性のある取り組みであるが、変化や挑戦を常態化させることは、言い換えれば、失敗を許容していくことである。管理職までの浸透には時間がかかったが、ようやく風土醸成が図れ、次のステージへ進める土台が整った」(山田社長)
人事制度の抜本改定を行い、評価制度も相対評価から絶対評価へ変更し、プロフェッショナル人材の立ち位置を明確化した。
「『個が主体の組織』を推進し、適材適所が可能な経営を目指していく。変化の多い時代なので、柔軟性のある組織づくりを推進し、変化や挑戦を楽しめる会社にしていきたい」(山田社長)
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この記事は週刊粧業 2024年7月1日号 27ページ 掲載
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