週刊粧業 2024年10月14日号 14ページ
化粧品OEM/ODM国内最大手のTOA(旧・日本コルマー)は、9月に米国・ニューヨークで開催された化粧品業界の国際展示会「MakeUp in NewYork2024」にて、開発したパウダーtoローション「TOUCH-UP POWDER CREAM」が、製剤・成分部門でイノベーション・トレンドアワードを受賞した。
受賞した「TOUCH-UP POWDER CREAM」は、高圧乳化技術で微細化した美容成分をパウダーに内包しており、なめらかなパウダーを肌の上で伸ばしていくと美容液ローションに変化する。
田中克昌取締役・研究開発本部管掌は、「当社が得意とするパウダー化技術と、乳化粒子を微粒子化する高圧乳化技術を掛け合わせることで、新しい製剤開発が進展した」と述べ、初出展でのアワード受賞の快挙に、「新しい社名の認知拡大にもつながったと思う」と話している。
同社は、パウダー生産技術として、美容成分を内包したパウダーを均一にオイルコーティングする技術を確立している。なめらかなパウダーテクスチャーと、ビタミンCなどの有効成分も均一に混ぜることができる特徴がある。これらのパウダー技術に、高圧乳化技術を組み合わせることで、パウダーから美容液に変化するパウダーtoローションを開発した。
高圧乳化技術ではその他に、サイズの異なる乳化粒子を均一に配合することで美容成分の特性に合わせて皮膚への浸透スピードを変える製剤や、皮膚の表面と角層の両方にアプローチする製剤などの開発に成功している。
藪内崇研究開発本部統括マネジャー・スキンケア担当は、「当社はスキンケア、メークアップ、ヘアケアの様々な化粧品カテゴリーで、特許技術も含め、様々な技術を保有している。国内5つの研究所で、ジョブローテーションなどを取り入れながら、技術の有効活用を進める」とさらなる技術開発に意欲を示した。
この記事は週刊粧業 2024年10月14日号 14ページ 掲載
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