総合マーケティングビジネスの富士経済は、2012年5月から3回に分けて、トイレタリー用品の国内市場について調査を行っている。その第1回目の調査結果を報告書「トイレタリーグッヅマーケティング要覧 2012 №1」にまとめた。
この報告書では、合成洗剤など衣料分野16品目、制汗剤などスキンケア分野8品目、室内用芳香・消臭剤などハウスホールド分野7品目の3分野31品目の国内市場動向を調査分析した。
【汗拭きシート、制汗剤】
2011年 前年比 2012年見込 前年比
汗拭きシート 135億円 114.4% 159億円 117.8%
制汗剤 258億円 109.3% 268億円 103.9%
汗拭きシートは、顔・身体の汗・皮脂の除去や爽快感を訴求したシート商品を対象とした。制汗剤は、脇や足を中心とした体の制汗・消臭を行うもので、シートタイプに関しては、制汗機能を訴求したものは制汗剤、顔用や制汗以外の機能を訴求したものについては汗ふきシートに含める。
両市場とも最需要期である夏季の天候に左右されやすいが、2011年は夏の気温が高かったことに加え、電力供給不足により関東を中心に節電が実施されたことから需要が伸び、汗ふきシートが前年比14.4%増の135億円、制汗剤が同9.3%増の258億円と市場は大きく拡大した。
2012年の市場も、引き続き節電などによる需要が続くと見られ、参入各社もアイテム追加や商品のリニューアルを積極的に行っている。
汗ふきシートでは、需要拡大と使用者増加に伴うニーズの多様化に合わせ、全身が拭ける大判タイプ、破れにくさを訴求した商品など仕様や機能訴求に広がりが見られており、商品数の増加により、市場も拡大し前年比17.8%増の159億円が見込まれる。
制汗剤では、殺菌・防臭・消臭効果の向上を図ったリニューアルや新商品投入が積極的に行われている。特に男性向けブランドで活発化しており、市場も前年比3.9%増の268億円と見込まれる。
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この記事は粧業日報 掲載
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