コーセーのSNS・マーケティング戦略、雪肌精・ファシオでfacebookページ開設

カンタンに言うと

コーセーのSNS・マーケティング戦略、雪肌精・ファシオでfacebookページ開設

 コーセーは、2012年1月にメークアップ「ファシオ」、4月にスキンケア「雪肌精」の2ブランドでSNS「フェイスブック(FB)」に公式ページを開設した。

 同社は、複数あるSNSの中でも実名登録制でコメントの信頼性が高いとされるFBを中心に、昨年よりSNSの活用を開始した。ファシオ、雪肌精のほか、クラブコーセー、コスメデコルテ、ジルスチュアートの公式ページも開設している。各ブランドの特徴を活かしたコンテンツを充実させ、ファン数を増やし、消費者とのより深い絆の強化につなげていく。

 「ファシオ」公式ページでは、話題性のある企画でクチコミ(コメント)数を増やし、ファン拡大を図っている。

 現在、FB上ではスペシャルWebサイト「最強ファシオガールズ」と連動させた記事、動画のアップに加え、写真の投稿・投票による参加型企画「まつげ美人選手権2012」を開催している。投票ボタンに代わる「いいね!」を「いい目!」にカスタマイズしたり、「桐谷美玲×サンリオ」のコラボポーチを賞品にするなど参加意欲やクチコミを喚起する仕掛けを用意し、企画を盛り上げている。

 「雪肌精」公式ページでは、FB専属PR担当「SETSUKO(セツコ)」のキャラクターをファン投票で決定し、彼女のプライベート日記を発信するなど、ブランドへの親近感を高めるコンテンツを充実させている。ゆるキャラ感のあるセツコが登場するFBでは、ビューティ訴求型のマス広告とはひと味違うブランドの魅力が引き出され、ファン層にも広がりがでている。

 また雪肌精では2009年より自然保護の一環としてサンゴ育成活動「雪肌精 SAVE the BLUEプロジェクト」に取り組んでいる。

 今年はWebサイト上でもキャンペーンを展開し、CSRにSNSを活用する新たな試みを開始した。プロジェクトへの賛同・応援メッセージをFBやツイッターで投稿すると活動に参加できる仕組みだ。

 今後は、他のSNSの利用や、使用率が高まるスマートフォンに対応したサービスも取り入れていく意向だ。

ソーシャルメディアによるPR戦略・掲載企業一覧】
◎資生堂~マジョリカマジョルカのファン拡大に急成長SNS「ピンタレスト」を活用
◎コーセー~雪肌精・ファシオのFBページ開設、キーワードは「消費者との絆」
◎ファンケル~目的の柱はファン育成と拡大、手探りでも確かな歩調で
◎マンダム~海外版Webサイトとフェイスブック、日本発のヘアスタイルに若者が熱視線
◎オルビス~導入から1年でファン数は2万8000人に、目標の10万人へ追加投資の考えも
◎ザ・ボディショップ~グローバルでSNSを強化、店舗との連動性も鍵に
◎ユニリーバ・ジャパン~「アックス」の販促キャンペーン、SNS重視で若年層へアプローチ
◎NSファーファ・ジャパン~コンテンツごとにアプローチ法を変え、「ファーファ」をより身近な存在へ
◎VC60バイオリサーチ~フェイスブックで「フラーレンコスメ愛好会」を展開
◎アライドアーキテクツ~ファン拡大やマーケティングを目的にFB用キャンペーンアプリの利用率上昇
◎シック・ジャパン~SNS活用した人気アニメとのキャンペーン、初動に大きな反響で店頭も活性化
◎ジャパンオーガニック~フェイスブックを5月に開設、導入期からファン獲得のステップへ
◎貝印~動画とサンプリングの連動策がWeb上で話題集める

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