近代化学、『アーユルヴェーダ』テーマのオーガニック化粧品OEM事業が軌道に

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近代化学、『アーユルヴェーダ』テーマのオーガニック化粧品OEM事業が軌道に

 近代化学は1996年6月、スリランカに100%出資の化粧品製造工場(ISO9001認証取得)を設立し、オーガニック化粧品のOEM事業を展開している。

 スリランカでは、5000年以上も前に世界で最初に誕生した伝統医学「アーユルヴェーダ」に関する国立研究所や病院、医学大学が整備され、アーユルヴェーダにまつわる研究が学問として体系化されている。こうした背景が工場設立のきっかけとなった。

 「スリランカの化粧品製造施設では初めて国内化粧品GMPを取得した。設立以来、現地のアーユルヴェーダのドクターと提携し、オーガニック原料の研究開発を進めてきた。現在、オーガニック原料のINCI名(化粧品成分の国際的表示名称)を、年間10種類ぐらいのペースで取得している」(岡部達彦社長)

 アーユルヴェーダをテーマにしたオーガニック化粧品のOEM事業では、特に粉末ハーブカラー剤の受注が近年増加しているという。

 スリランカ工場の昨年実績は、受注が伸びているものの、円高による影響から1億円で推移した。

 今後は、スリランカ工場で開発したオーガニック原料を国内OEMで主力となっているヘアカラートリートメントやパーマネント剤のほか、シャンプー・トリートメント、育毛剤への応用を目指し、オーガニック化粧品OEMのさらなる売上拡大を図る。

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