池田守男・資生堂元社長のお別れの会に2200名が参列

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池田守男・資生堂元社長のお別れの会に2200名が参列

 元資生堂社長で5月20日に死去した池田守男氏のお別れの会が7月12日、ホテルオークラ東京で開かれ、約2200名が生前の故人をしのんだ。

 故池田氏は1961年、東京神学大学を卒業後、資生堂に入社し、以来一貫して秘書業務に従事し、5代の社長に仕え経営を側面から支え続けた。

 取締役秘書室長、常務取締役、代表専務取締役、代表取締役副社長を経て、2001年に代表取締役執行役員社長に就任した後も奉仕と献身の精神は変わらず、全社員を底辺から支える「サーバント・リーダーシップ」の考え方をもとに逆ピラミッド型組織を提唱。社全体が店頭基点の活動ができるよう、あらゆる障害を取り除き、環境を整えるサーバント(奉仕者)と自認し、店頭に全ての力を集中させる「店頭基点の経営改革」を推進した。

 また、池田氏は産業界のみならず、広く社会活動に注力。2006年には第一次安倍内閣に設置された教育再生会議の座長代理として教育基本法の改正に貢献し、また東洋英和女学院理事長兼院長として心の教育を実践してきた。さらに、2007年には内閣府公益認定等委員会委員長に任命され、民間による公益活動の増進にも尽力した。

 これらの活動の源には、「人々や社会のために尽くす」という想いがあった。自身に与えられた使命を全うしてきた池田氏は、最愛の夫人が急逝した1週間後に深い悲しみの最中に生涯を閉じた。

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