コーセーの生産系子会社であり、障がい者を雇用する特例子会社のアドバンス(本社:埼玉県狭山市、林忠信社長)は9月6日、創業から20周年を迎え、記念式典と祝賀会を埼玉県川越市にて開催した。
記念式典には、来賓としてアドバンス設立時に支援を受けた元職業安定所長などを迎えて、役員をはじめアドバンスで働く障がい者を含む従業員と家族などが出席。狭山市長のメッセージ紹介、永年勤続者表彰、20年の流れを振り返るビデオ上映などが、和やかな雰囲気の中で行われた。
アドバンスは1992年、コーセー社長(当時)であった小林禮次郎氏により、障がい者に自立支援の場を提供し、広く社会参加への道を開くとともに、コーセーが障がい者の雇用促進によって社会的責任を果たすために設立され、翌1993年4月には特例子会社として認定を受け、同年9月に社屋が竣工、稼働を開始した。
当時は、特例子会社はまだ日本でわずか数十社のみという中で、化粧品業界では初めての特例子会社として注目を集めた。
創業からの20年間で、従業員数は当初の41名(うち障がい者27名)から現在は約3倍の120名(うち障がい者41名)となり、生産能力も大きく増強している。
アドバンスの特徴は、障がい者が軽作業や補助的作業を行う一般的な作業所とは違い、親会社コーセーと同じ化粧品の生産を事業内容とする独立採算企業であることで、各種化粧品の充填、包装、仕上げなどの加工業務を中心に行っている。生産ラインでは、障がい者と健常者が一緒に協力して作業を行いながら、生産性の向上に全員で取り組み、コーセーの工場と同品質の化粧品を生産している。
また障がい者が働きやすい職場とするために、段差のない設計、点字ブロックや非常ブザーの設置、広い通路など、各種設備の工夫をこらすとともに、必要に応じて家族とのコミュニケーションなども緊密に行うなど、障がい者の精神面・健康面のケアも重視している。
今後もアドバンスは、障がい者と健常者が互いに自然な形でサポートしあうノーマライゼーションを実践しながら、さらなる生産性と品質の向上に努めていく。
この記事は粧業日報 掲載
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