化粧品の総合容器会社であるグラセルは、消費増税前の駆け込み需要の影響が今年に入って見られはじめ、2014年3月期の増収を射程に入れた。
谷村敏昭社長は「化粧品市場が伸び悩んでいる時だからこそ、新しいモノを作り続け、提供していかなければならないという気持ちで金型への投資を続けている」と企業の安定した成長には積極的な姿勢が不可欠との考えを示し「引き続き、新型容器の開発を進めながら、当社に来ていただければ何でも揃う『化粧品容器のデパート』に近づけるような活動を推進していく」と力強く語った。
今年5月には本社を拡大・移転し、その実現へ大きな一歩を踏み出す。延床面積は現・本社の5倍以上となる約4000坪(1万3308㎡)の広さとなり、ショールームは、現状の1・5倍のスペースをとり、壁4面を使って多種多様な容器を全て展示できる設計にした。商談時に商品企画から最終製品化のイメージが湧いてくるレイアウトを施す予定だ。
検査ラインも2倍の12ラインに増設、ガラスビン洗浄ラインも新たに全自動化ラインを加えて作業の効率化を図る。
また、これまで点在していた4つの倉庫を本社敷地内に集約し、物理的、人的効率を高め、よりスピーディな対応を図る。
新型容器の開発では、主力のスキンケア容器を中心にラインナップを増やしつつ、化粧品の総合容器メーカーとして、メークアップ、インバス関連の容器の品揃えも強化していく。男性化粧品向け容器(写真)も開発し、2月より提案を開始した。
また、海外にも視野を広げ、アイデア・企画力を強化している。海外製容器に関して、谷村社長は「日本にはまだないユニークな容器も多いが、品質面に課題を残している」との見解から、ユニークさに日本品質を兼ね備えた容器の開発にも注力し、業界内における国産容器のシェア維持・向上につなげる。
この記事は週刊粧業 掲載
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