化粧品容器・パッケージ2024、企業のリサイクル活動が活発化

週刊粧業 2024年10月14日号 25ページ

カンタンに言うと

  • 環境意識は向上しているものの見た目・デザイン性との両立が課題
  • 企業・業界の垣根を越えたリサイクル活動が進展
化粧品容器・パッケージ2024、企業のリサイクル活動が活発化

 コロナが収束し、化粧品市場が再び成長を遂げていることを背景に、容器・パッケージ市場においても市場拡大が進んでいる。特に、消費者の環境意識の高まりを受けて、持続可能な選択肢の需要が増加している。

 さらに、企業間の垣根を越えたリサイクルシステムの導入が進んでおり、今後も環境に配慮した取り組みがますます活発化することが期待されている。

 本特集では、容器・パッケージメーカー7社に、現在注力している商品やサービス、環境への取り組みについて話を伺った。

環境意識は向上しているものの
見た目・デザイン性との両立が課題

 現在、環境に対する意識がグローバルで高まっている。年間12億トンを超える温室効果ガスの排出削減に向け、政府は2030年度に温室効果ガスを2013年度比で46%削減することを目指し、さらに2050年までにこれを実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現を目標に掲げている。

 化粧品業界でも、脱炭素化やプラスチックごみ削減などを切り口に、サステナブルに対応した容器・パッケージの開発・提案が強化されている。

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