化粧品開発展・国際化粧品展、前回比30%増の700社が出展

カンタンに言うと

化粧品開発展・国際化粧品展、前回比30%増の700社が出展
 リード エグジビション ジャパンは、2016年1月20~22日の3日間、東京ビックサイト・東5~6ホールにおいて「第6回化粧品開発展」(COSME TECH 2016)(以下、開発展)と「第4回国際化粧品展」(COSME TOKYO 2016)(以下、化粧品展)を同時開催する。

 化粧品の企画開発から最終製品化までの一連の流れを網羅した化粧品総合展として今年で4回目を迎え、研究開発の技術者や小売店のバイヤーなど、業界に関わる従事者を対象としている。出展社は前回比30%増の700社にのぼり、3日間で3万人の来場を見込む。

 開発展では、化粧品OEM・ODM、容器パッケージ、原材料などに加え、今回から化粧用具と販促ソリューションが追加され、販売に至るまでの商談がその場で行えるようになった。さらに、2つの展示会には計250社(日本を含め45カ国)の海外企業が出展する。

 今展示会の魅力について瀬戸優和事務局長に話を伺った。

海外出展国が44カ国に拡大
さらに国際色豊かな展示会に

 ――2つの展示会を同時開催する価値がさらに高まった印象です。

 瀬戸 出展社数は開発展が450社(前回360社)、化粧品展が250社(同220社)となり、出展国も前回の37カ国から45カ国に増えました。海外からの出展企業が増えたことで、新しい顔ぶれと出会える国際色豊かな展示会へと進化しました。

 今回は、先進国以外にも中東やアフリカ、南米などの新興国からの出展もあり、日本初上陸コスメと出会えるチャンスが広がっています。

 小売店は競合他社との差別化を図り、ほかで取り扱いのない商材を求めています。日本初上陸の化粧品を実際に見て触って試し、企業から詳しい話を聞ける機会はとても貴重であり、今展示会の魅力の一つです。

 開発展は従来、製品化までの展示会でしたが、新たに販促ソリューションゾーンを設置しました。これまで要望が多かった販促ソリューションゾーンを設けたことで、製品化後の販売戦略までその場で商談できるようになりました。展示会場にいる間に化粧品ビジネスの全てを網羅することができ、化粧品総合展示会としての魅力がより一層高まりました。

 また、最近ではプライベートブランド(PB)を持つ小売店も多く、バイヤーは最終製品の買い付けと同時に、PB化粧品の商談を行うこともできます。最終製品の購入と製品開発が1カ所で行える利便性が業界内でも広まってきていると感じています。

 出展企業からは、新規参入企業との商談が多いとの声も上がっています。

 近年は化粧品業界に参入する異業種企業が増えてきました。新たな受注を確保できる場は大きな魅力であり、新規参入企業の来場促進をより一層強化していきます。

 ――国際的な展示会としての注目が高まってきました。

 瀬戸 日本の化粧品市場に参入したいと考えている海外企業はとても多く、日本のバイヤーと出会う場を求めて出展しています。一方、海外に化粧品を展開したい日本メーカーも数多く出展しています。

 当社では、事前に各企業の要望を聞き、希望と合致する企業をマッチングさせるサービスを行ってきました。海外出展社と日本のバイヤーを直接つなげるフォロー活動は好評で、今回もより一層サービスの拡充を図ります。

 また、日本の輸入商社向けに、代理店を募集している海外出展社を集めたガイドブックを作成し、事前にアポイントメントを取ることを推奨するなど、代理店契約に向けたより深い商談を行える体制を整えました。

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