週刊粧業、2014年度化粧品メーカー売上高上位30社ランキングを発表

週刊粧業 2015年8月24日号 1ページ

週刊粧業、2014年度化粧品メーカー売上高上位30社ランキングを発表
 週刊粧業がまとめた2014年度化粧品メーカー売上高上位30社ランキングをみると、30社の合計伸長率は、市場全体が1・6%増(当社推計)で推移する中、0・7%増となった。今回の結果をみると、30位圏外へシェアが流出したものの、過半数の20社が増収を記録。その中の6社が4%超の高い伸びを示している。

駆け込みの反動減が直撃も神風インバウンドが追い風に

 2014年は、4月の消費増税前に想定以上の駆け込みが起こり、その後の反動減が長期化して苦戦を強いられた一方、10月には外国人観光客向けの化粧品について消費税の免税範囲が拡大され、中国人を中心とした訪日外国人客による「爆買い」が起こり、インバウンド需要が高まりを見せるなど、売上げの増加・減少の波が非常に激しい1年となった。

 こうした局面においては、高級化粧品を多数ラインナップに揃える30位圏内の企業では駆け込み需要の反動減で苦戦を強いられることが多いため、市場の伸び率を0・9P下回ったのは、当然の帰結と言えるのかもしれない。

 上位30社中増収を果たした企業は前年比3社増の20社となった。その中でも勝ち組といえる4%超の成長を記録した企業は前年比2社減の6社となっている。

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