2015年美容訴求サプリメント市場、機能性表示食品制度が寄与し拡大

週刊粧業 2016年1月1日号 81ページ

カンタンに言うと

2015年美容訴求サプリメント市場、機能性表示食品制度が寄与し拡大
 2015年4月から機能性表示食品制度がスタートし、消費者庁が公表する届出情報によると、機能性表示食品の受理件数は現在、169製品にのぼる。(2015年12月18日時点)

 開始当初は大手メーカーからの届出が中心となっていたが、ここへきて中小企業からの届出も増加傾向にあり、身体の部位にまで言及した表示ができるようになった機能性表示食品に対し、健食市場の活性化を期待する声が日を追うごとに高まっている。

 機能性表示食品は、2015年6月を皮切りにメーカー各社から発売され、「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」(ライオン)、「えんきん」(ファンケル)などの第一弾商品が、これまでに好調な売れ行きを示している。

 ライオンは内臓脂肪を減らすのを助け、高めのBMIを下げる効果を新たに記載した「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」が、改良発売後の3カ月間で顧客獲得数が前年同期比2.4倍に増加した。

 ファンケルの2016年3月期第2四半期決算では、手元のピント調節機能を助ける「えんきん」が好調に推移したことなどにより、栄養補助食品の売上高が23.3%増の137億6900万円となった。

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