ライオン、春のプレゼンテーションを開催

粧業日報 2016年1月19日号 1ページ

カンタンに言うと

ライオン、春のプレゼンテーションを開催
「洗浄力の高さ」をアピールし、
超コン液体洗剤市場の活性化へ

 ライオンは、1月~2月にかけて、流通関係者を対象とする「春のプレゼンテーション」を全国7地区で開催する。

 1月12日から2日間にわたって開催された東京地区のプレゼンテーションには、小売・卸合わせて約900名が来場した。

 特設会場には、主力ブランドの中でも伸びている分野、今後伸ばしたい分野に製品を厳選して投入するという同社の方針に沿ったオリジナリティ溢れる今春の新製品を、カテゴリー毎(オーラルケア、ビューティケア、ファブリックケア、ハウスホールド、OTC医薬品)に集結。それぞれのブースでは、開発担当者やマーケティング担当者が熱心に新製品の特長やアピールポイント、今後のマーケティング施策について説明していた。

2020年までに超コン液体洗剤を
№1剤型へ、その中で№1めざす

 ファブリックケア展示ブースでは、2月17日発売の汚れ落ちが飛躍的に進化した超コンパクト衣料用液体洗剤「トップスーパーNANOX」(本体450g、想定価格370円)を紹介していた。

 節水洗濯や洗濯機の大型化、単身世帯や共働き世帯の増加に伴うまとめ洗いの増加により、少量の水で多くの洗濯物を洗う機会が増える中、生活者の8割は汚れ落ちを求めており、衣料用洗剤の汚れ落ちに対して「黄ばみや黒ずみができてしまう」「汚れが残っているような気がする」などの不満を持っている。(2015年同社調査)

 その調査結果に呼応するように、市場における構成比を年々高めてきた「超コンパクト衣料用液体洗剤」もここ数年はその伸びが鈍化傾向にあり、20%強にとどまっている。

 同社では、「すすぎ1回」というイメージが強くなり過ぎてしまったことが超コンパクト衣料用液体洗剤市場が鈍化した原因であり、「洗浄力が高い」というイメージを上げていかない限り、さらなる市場の活性化は難しいと結論づけた。

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