花王2016年12月期第1四半期決算、増収2ケタ増益

粧業日報 2016年5月6日号 1ページ

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花王2016年12月期第1四半期決算、増収2ケタ増益
 花王の2016年12月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比1.7%増の3350億9200万円、営業利益が51.5%増の344億4900万円、税引前利益が40.5%増の329億2700万円、当期利益が73.1%増の208億100万円となった。営業利益率は前年同期比3.3P増の10.2%で収益性はさらに高まっている。

 売上面では、国内のコンシューマープロダクツ事業で市場の伸長や新製品・改良品の発売、販売促進活動のさらなる強化などにより、売上げが伸長した。海外では、アジアで売上げを伸ばした。一方、ケミカル事業では、一部の対象業界での需要減の影響を受け、減収となった。

 利益面では、日本やアジアのコンシューマープロダクツ事業の増収効果や石化原料の価格低下などにより、営業利益、税引前利益、当期利益とも2ケタ増となっている。

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