岩瀬コスファ、ポジティブリスト入りした「Tinosorb A2B」を提案

C&T 2017年3月15日号 42ページ

カンタンに言うと

岩瀬コスファ、ポジティブリスト入りした「Tinosorb A2B」を提案
 原料商社大手の岩瀬コスファではUVケア向けの商品として、化粧品のポジティブリストに昨年、新たに記載された紫外線吸収剤「Tinosorb A2B」(BASF社、TinosorbはBASF社の登録商標、表示名称トリスビフェニルトリアジン)の提案を開始している。

 紫外線のUVA波は、肌の光老化やシワなどに影響を与える紫外線であり、今のUVケア製品は、日やけを引き起こすUVB波と一緒にブロックするタイプが主流となっている。この流れがある一方で、波長が320~400nmのUVAと280~320nmのUVBに対応する従来の紫外線吸収剤がカバーしきれない波長であるUVAに波(320~340nm)に、明確にアプローチできる紫外線吸収剤が日本の市場には存在していなかった。

 昨年の化粧品基準の改正により、320~340nmの波長の紫外線に対して効果があり、UVAに波を効果的に吸収して皮膚を保護できる「Tinosorb A2B」がポジティブリスト入りしたことで、紫外線に対するブロック機能がより向上した効果的な製品を開発・販売できるようになった。

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