訪販協、時代が抱える負の材料を商機に換えて結束

粧業日報 2017年6月29日号 1ページ

カンタンに言うと

訪販協、時代が抱える負の材料を商機に換えて結束
 日本訪問販売協会は6月16日、都内で第38回通常総会と懇親会を開催し、取り扱う商材は違っても販売スタイルで通じた会員社が集って結束を誓い合うなど、訪問販売の業界が全体を挙げて存続と成長を果たすための意識を共有した。

 通常総会では、鈴木弘樹会長(ポーラ上席顧問)の再選など役員改選や、平成29年度における事業計画と収支予算など各項目が審議されて承認を得た。

 和やかな空気に打って変わって懇親会の幕が上がると、続投が決まったばかりの鈴木会長が登壇して2期目を担う決意表明を兼ねて挨拶をした。

 まず、同会長は訪販事業を取り巻く世の中の環境に留意するため、「平成28年度の実質GDPは1.3%程度の成長が見込まれており、緩やかな回復基調となっている一方、個人消費や設備投資による内需は伸び悩んで外需主導によって成長率を確保している側面は否めない」と現実に即して語った。

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