ライオン、「システマ」オーラルケアセミナーを開催

粧業日報 2018年2月23日号 2ページ

ライオン、「システマ」オーラルケアセミナーを開催
 ライオンは2月14日、「システマ」オーラルケアセミナーを開催した。

 同セミナーでは、快適生活研究所 ヘルスケアマイスターの芳賀理佳氏が「現代女性のプチ不調」について、ライオン歯科衛生研究所 東京デンタルクリニックの政井美南海氏が「女性の歯周病の実際とケア方法」について、オーラルケア事業部 ブランドマネジャーの大塩繁生氏が「歯周病になりにくい口腔環境づくりをサポートするオーラルケア新製品」について説明した。

ライフイベントが満載で
30代女性は「隠れ不調」に

 免疫機能は、20歳前後をピークに年齢とともに低下し、30代以降は感染症などの疾患が高まる傾向にある。中でも感染症の1つである歯周病(歯肉炎・歯周炎の総称)は、歯周ポケットで歯周病菌が増殖することで引き起こされ、自覚症状がないまま進行していく。

 実際、厚労省の「歯科疾患実態調査」(2011年)では、30代の歯周病割合は約8割にのぼるものの、歯周病自覚者の割合は約3割(同社調べ、2017年)にとどまるという。

 そこで同社では、「現代女性のプチ不調」をテーマに、15~79歳の女性4300名を対象に、「気になる症状」「症状への対処法」「日常生活」等について網羅的に調査(Web調査(2014年3月28~30日):15~69歳の女性4100名、訪問面接(2014年4月2~8日):70~79歳の女性200名)した。

 身体の不調は加齢とともに増加するという仮説のもと、9カテゴリ98症状(美容・身だしなみ・目・口・骨/筋肉・睡眠/体力・体調・メンタル・生理×症状の有無・頻度・我慢度・対処法・満足度)の「気になる度合い」を聴取したところ、意外にも30代が年齢による「身体の症状」が最も多く現れ、「不調のデパート」であることがわかった。

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