ユニ・チャーム、国内は継続的な新価値提案で成長を

粧業日報 2018年3月15日号 1ページ

ユニ・チャーム、国内は継続的な新価値提案で成長を
 ユニ・チャームは2020年12月期までの4カ年の中期経営計画で、売上高8000億円、営業利益率15%を目標に掲げている。

 国内はシニアケアの新価値提案で成長を牽引しながら、ベビーケアでランクアップの提案を継続する。海外はアジアを中心にベビー用紙おむつの普及とシニアケアの開拓によって成長を加速する。

 中国はベビーケアのプレミアム化、ECチャネルの強化、インドはベビー用紙おむつや生理用品の浸透を図る。さらに台湾やタイ、インドネシア、ベトナムなどは高齢化への対応で、大人用紙おむつのマーケットを開拓・育成していく。

 17年12月期連結決算(国際会計基準)は、国内外での高付加価値化、海外の新興国でのマーケットの拡大によって荒利益率が改善し増収増益となった。

 売上高は6.1%増の6416億4700万円、売上総利益から販管費を控除した日本基準の営業利益は9.8%増の868億3800万円、税引前当期利益は22.5%増の929億2600万円、当期利益は12.3%増の527億7200万円だった。

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