資生堂、第12回中国化粧品学術研討会で研究論文がトリプル受賞

粧業日報 2018年7月10日号 5ページ

資生堂、第12回中国化粧品学術研討会で研究論文がトリプル受賞
 資生堂は、中国香料香精化粧品工業協会が主催する「第12回中国化粧品学術研討会」(2018年6月26~28日、中国・広東省江門市)における優秀論文として、84件の論文のエントリーの中から1論文に授与される「1等賞」と「2等賞」2件をトリプル受賞した。

 今回の受賞は研究内容に加え、中国化粧品業界の技術進歩への貢献が評価されたもので、最も優秀な研究に贈られる「1等賞」については、資生堂として通算6回目の受賞となった。これらの最新研究や高い技術を今後も中国専用ブランド「オプレ」や、全世界で展開する「クレ・ド・ポー ボーテ」「SHISEIDO」ブランドなどの化粧品開発へ活用していく。

 中国香料香精化粧品工業協会(China Association of Fragrance Flavour and Cosmetic Industries, CAFFCI)は、エッセンス・香料、化粧品、化粧品の原料、機器、包装、関連研究開発、デザイン、教育などの企業や機関、個人で構成された非営利団体。中国化粧品学術研討会は2年に1度開催される化粧品に関する研究発表と学術討論の一大発表会であり、論文賞には、中国国内外の多くの企業・大学・研究機関が参加し、中国化粧品産業の技術進歩に貢献する優秀な論文が選考される。

 6月27日に行われた授賞式では、「1等賞」を受賞した資生堂リサーチセンターの原祐輔氏が「シワ形成における角層の役割解明と抗シワスキンケアの開発」と題した論文を発表し、「皮膚にはまだまだ解明されていないことが多くあり、それを少しでも明らかにし、美しさの価値を生み出せる研究を進めていきたい」とコメントした。
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