ファンケル、コラーゲンの質に着目したスキンケア

週刊粧業 2018年7月2日号 23ページ

ファンケル、コラーゲンの質に着目したスキンケア
 ファンケルは9月20日、コラーゲンの質にまで着目した新スキンケアライン「モイストリファイン」(2品目各2タイプ)、「エンリッチ」(2品目各2タイプ)を通信販売・直営店舗・一部を除く全国のローソンで発売する。

 20~30代をターゲットとする「モイストリファイン」は、乾燥や肌あれ、毛穴の目立ちといった複合悩みの原因として「インナードライ」に着目し、肌の中をうるおいで満たしキメの整ったなめらかな肌に導く「Wうるおいアプローチ」を採用した。

 肌表面からは、「モイストチャージコラーゲン」がうるおいを与えて柔らかな肌を保ち、肌の内側からは、「アクティブセラミド」が細胞間脂質の不足分だけでなく細胞間脂質の素まで補いアプローチする。

 また、20~30代女性で最も多い肌悩みである毛穴開きの原因の1つとして、紫外線などの外的刺激によって毛穴周りにあるコラーゲンが分解され機能が低下してしまうことが挙げられる。そこで同製品には、ビタミンPを含有し、コラーゲン分解を抑制する働きを持つ植物エキス「VPエキス」を配合し、うるおいに満ちたなめらかな肌に導くという。

 30~40代向けの「エンリッチ」は、コラーゲンを増やすだけでなく質を高めることにまで着目し、コラーゲンを束ねて整える機能を持つV型コラーゲンを増やす「適応型コラーゲンα」を配合した。

 同成分は肌のハリに関わるI・Ⅱ・V型コラーゲンを増やす効果を持ち、一般的なコラーゲンよりも肌に浸透しやすい。また、ダメージを受けたコラーゲンを再生する「月見草エキス」も配合し、ふっくらハリのある肌へ導くという。

 容器は、簡単に開封できるように形状を刷新した。材質は、環境にも配慮し、サトウキビを原料として作られた環境に優しいバイオマスプラスチックのバイオPETを採用。容器に使用するプラスチック量も従来のスキンケア容器と比べて3分の1削減し、年間のCO2排出量を約300t削減できると見込んでいる。
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