花王、住まいの菌の大規模調査から新知見を発表

粧業日報 2019年10月18日号 3ページ

花王、住まいの菌の大規模調査から新知見を発表
 花王は10月8日、「住まいの菌の大規模調査」(調査期間(対象者数):2018年8~10月(90人)、調査対象:首都圏・近畿圏在住の家庭、合計1630カ所の菌を調査)から得られた新知見と、安心で効果的な掃除・除菌方法についてアナウンスする説明会を開催した。

 当日は、生活者研究部の深井尚子室長が、生活者の菌に対する意識や、家庭内の菌汚染実態、より衛生的な暮らしのためのポイントについて説明した。

住まいの除菌重点スポットは
「食卓」「調理台」「冷蔵庫」

 同社では、20~60代既婚女性を対象に調査(調査実施:2018年7月、20~60代既婚女性450人、うち末子未就学児のいる女性102人)したところ、「住まいの菌が気になる」と89%の人が回答し、10年前に比べて1.5倍に増加していた。

 「家の中の菌が気になる場所」として、まな板やキッチンの調理台といった食品を扱う場所は約7割、トイレは約6割の人が挙げており、家の中の広範囲にわたっていた。

 特に、未就学児がいる家庭では、多くの箇所において、より菌意識が高い傾向がみられ、食卓やダイニング床など、小さい子どもの手が触れる場所については、調査対象者全体と比べて約10Pも高い結果となった。

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