2019年オーラルケア市場、拡大ペースが回復

週刊粧業 2019年10月28日号 1ページ

2019年オーラルケア市場、拡大ペースが回復
 2019年1~8月(ライオン調べ)のオーラルケア市場は、ハミガキ・ハブラシを中心とした高付加価値化により、前年同期比3.3%増の1619億400万円と好調に推移している。

 主要4カテゴリーでは、ハミガキが3.6%増の611億2900万円、ハブラシが2.4%増の327億9000万円、洗口剤が2.2%増の225億4300万円、デンタル用品(歯間清掃具)が7.0%増の136億9000万円となっている。

 ハミガキ・ハブラシは単価アップによる高付加価値化、洗口剤・デンタル用品は並買促進による買い上げ点数アップが規模拡大に寄与している。

+1ケア商品の使用率が低い
若年層へのアプローチが加速

 インテージの調査によると、2018年度のハミガキ市場販売金額は約898億円となっており、市場全体の成長率は2014年度からの5年間で約10%(+82億円)の伸長率となっている。

 人口減少リスクにともなう、市場全体の成長不安が課題視される中、各社は高付加価値化と併買促進による市場成長を図っており、販売店や行政とともに生活者の意識を向上させる取り組みを進めている。

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