花王 2019年12月期3Q、増収増益

粧業日報 2019年11月8日号 1ページ

カンタンに言うと

  • ヒューマンヘルスケア事業の落ち込みを化粧品事業がカバー
花王 2019年12月期3Q、増収増益
 花王の2019年12月期第3四半期連結業績は、売上高が前年同期比1.0%増(実質2.2%増)の1兆1093億3000万円、営業利益が6.2%増の1509億7200万円、税引前四半期利益が5.3%増の1494億3000万円、四半期利益が4.2%増の1035億7900万円となった。

 事業セグメント別では、化粧品が売上高で10.6%増(実質11.8%増)の2143億円、営業利益で115.3%増の252億円、スキンケア・ヘアケアが売上高で0.1%増(同1.2%増)の2578億円、営業利益で2.1%増の382億円、ヒューマンヘルスケアが売上高で4.7%減(同3.4%減)の1873億円、営業利益で46.6%減の119億円、ケミカルが売上高で8.1%減(同6.2%減)の2166億円、営業利益で0.4%増の234億円となっている。

 化粧品事業の売上高は、日本が9.7%増の1660億円、アジアが22.8%増の312億円、米州が2.7%減の41億円、欧州が0.8%増の129億円、合計で10.6%増の2143億円となった。日本・アジアとも引き続き好調で、グローバル戦略ブランドG11の売上高は前年同期比18%増、リージョナル戦略ブランドR8は11%増と2ケタ成長を記録した。なお、営業利益率は3Qまでで14%を超えているが、「通期で11~12%を達成したい」(同社)としている。

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