ファンケル、2020年3月期 増収増益

訪販ジャーナル 2020年6月15日号 1ページ

ファンケル、2020年3月期 増収増益
 ファンケルの2020年3月期連結業績(日本基準)は、売上高が3.5%増の1268億1000万円、営業利益が14.0%増の141億2500万円、経常利益が15.9%増の143億1300万円、当期純利益が15.4%増の99億8500万円となった。

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、国内・インバウンド需要ともに影響(新型肺炎:前年比で店舗21億円、流通1億円、計22億円の売上影響)を受けたものの、新製品効果や直営店舗・越境ECなどの販路拡大効果などにより、化粧品事業を中心に増益となった。

 事業別売上高は、化粧品が6.0%増の758億9100万円、栄養補助食品が0.2%増(国内:△0.1%、海外:+4.4%)の440億600万円、その他が0.9%減の69億1100万円(うち発芽米:20億3100万円(0.3%減)、青汁:24億2000万円(7.7%減))となっている。

 化粧品事業のブランド別売上高は、ファンケル化粧品が主力製品の好調と新製品の寄与で4.8%増(国内:+6.3%、海外△10.1%)の567億7900万円、アテニア化粧品が基礎スキンケア製品やリニューアル品の好調、直営店・越境ECの販路拡大で10.1%増の115億1500万円、boscia(ボウシャ)が米国での新規導入チェーンの拡大などにより7.5%増の26億1500万円、その他が34.6%増の6億8900万円となった。

 販路別売上高は、通信販売が7.0%増の271億8300万円、店舗販売が2.3%増の290億円、卸販売が20.7%増の75億3600万円、海外が2.1%増の78億7800万円となっている。

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