資生堂、第13回中国化粧品学術研討会にてトリプル受賞

粧業日報 2020年8月28日号 6ページ

資生堂、第13回中国化粧品学術研討会にてトリプル受賞
 資生堂は、中国香料香精化粧品工業協会が主催する第13回中国化粧品学術研討会(2020年8月12~14日、中国・江蘇省蘇州市)にて、優秀論文として「1等賞」「2等賞」「3等賞」をトリプル受賞した。

 受賞にあたっては研究内容に加え、中国化粧品業界の技術進歩への貢献が評価された。また、最も優秀な研究に贈られる「1等賞」については、同社として通算7回目の受賞となった。

 これらの最新研究や高い技術を今後も中国専用ブランド「オプレ」や、全世界で展開する「クレ・ド・ポー ボーテ」「SHISEIDO」ブランドなどの化粧品開発へ活用していく。

 中国香料香精化粧品工業協会はエッセンス・香料、化粧品、化粧品の原料、機器、包装、関連研究開発、デザイン、教育などの企業、機関、個人で構成された非営利団体。中国化粧品学術研討会は2年に一度開催される化粧品に関する研究発表と学術討論の一大発表会であり、論文賞には、中国国内外の多くの企業・大学・研究機関が参加し、中国化粧品産業の技術進歩に貢献する優秀な論文が選考されている。

 1等賞の論文タイトルは「肌内部の毛細血管の可視化とハリとの関係性の解明 - 酵母エキスは毛細血管機能を改善することでコラーゲン産生を促す」で、資生堂グローバルイノベーションセンター 加治屋健太朗氏が発表した。

 2等賞の論文タイトルは「肌における感覚神経の新たな役割の発見と神経細胞を活性化して肌のコラーゲン産生を高めるラベンダーオイル」で、資生堂グローバルイノベーションセンター 堤も絵氏が発表した。

 3等賞の論文タイトルは「首のシワを有意に改善するレチノールの有効性」で、資生堂グローバルイノベーションセンター 大田正弘氏が発表した。
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