第1回 化粧品開発展 国際化粧品展 大阪、初の大阪開催で200社が出展

週刊粧業 2020年8月24日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 初の大阪開催で200社が出展
  • 来場者・出展社双方の要望に応え大阪初の化粧品特化展示会開催
  • サステナブルやウィズコロナなど時流に合わせたセミナーを充実
第1回 化粧品開発展 国際化粧品展 大阪、初の大阪開催で200社が出展
 リードエグジビションジャパンは9月9日から3日間、毎年幕張メッセで開いている化粧品業界の展示会「COSME Week」を初めて大阪(インテックス大阪)で開催する。

 原料やOEM、容器等を揃える「化粧品開発展」と国内外の最終製品を集める「化粧品展」で構成される同展示会は、研究成果から商品開発・販促まで一連の流れを網羅しており、出展社数は同時開催展と合わせて570社、来場者は1万2000人を見込む。

 展示会の魅力について、細野圭事務局長に話を伺った。

来場者・出展社双方の要望に応え
大阪初の化粧品特化展示会開催

 ――大阪開催の狙いを教えて下さい。

 細野 狙いは大きく3つあります。

 1つ目は、来場者から大阪開催への要望が多数寄せられていたためです。

 「COSME Week」は、約10年前より東京で開催してきましたが、時間や費用の関係上、西日本など遠方から来場する企業は少人数になることが多く「会場をすべて回り切れない」といった声がありました。

 そこで、特に化粧品メーカーが多い関西圏で開催することで、大人数で気軽に足を運びたいという要望に応えました。

 2つ目は、出展企業からの要望です。東京開催の来場者は、東日本を拠点とする化粧品メーカーが多いため、関西圏の化粧品メーカーとも商談をできる機会が欲しいという声も多く、大阪開催を実現する必要があると考えました。

 最後に、主催者としての使命を体現するためです。当社は、「化粧品業界の活性化と発展」を目的に同展示会を開催しており、来場者・出展社双方のニーズに応えられる機会を作るべく今回の開催に至りました。

 ――出展ブースの見どころを教えてください。

 細野 全体の傾向として、1月に東京で開催した展示会よりも「サステナブル」など環境配慮を目指した商材が目立っています。

 植物由来成分やオーガニックなど環境負荷の低い原料のほか、容器面でもバイオマスプラスチック・紙製品の提案が増えている印象です。

 また、OEMゾーンでは、ナノテクノロジーといった独自の処方技術を紹介しているブースが数多くあります。

 昨今の化粧品業界では、新規参入ブランドの競争が激化しているため、他ブランドと差別化を打ち出せるオリジナルコスメを作りたい方にとっても充実した内容が揃っています。

 「化粧品展」では最新技術を応用したコスメ等が集まっており、業界のトレンドをいち早くキャッチできる体制が整っています。

 このほか、売上につながるサービス等を比較検討できる「JapanマーケティングWeek」や美容雑貨も扱う「ライフスタイルWeek」を同時開催しています。

 「COSME Week」と同じチケットで入場できるため、ぜひチェックしていただきたいです。

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