2020年W11(独身の日)プロモーションレビュー

週刊粧業 2021年1月11日号 2ページ

カンタンに言うと

  • 2020年のW11プロモーション、TモールのGMVは4982億元を記録
  • プロモーション期間中、Tモール化粧品の累積売上額は365億元 
  • 消費者の室内⽣活に配慮したPR活動
  • コロナ禍でその重要性が⾼くなったEコマースプラットフォーム
2020年W11(独身の日)プロモーションレビュー
2020年のW11プロモーション
TモールのGMVは4982億元を記録

 昨年のW11(独⾝の⽇)のGMV(流通総額)は、2684億元を売り上げた2019年のW11よりも86%多い4982億元を記録した。昨年の「618商戦」のGMVである6982億元に⽐べ29%⾜りない数値である。

 これは、新型コロナの影響で落ち込んだ消費者⼼理を⾼めるための多数のキャンペーン活動によるものであり、618商戦の際は消費者のオンライン消費需要が⼀時的に集中したものによる特殊な結果であると考えられる。

プロモーション期間中
Tモール化粧品の累積売上額は365億元 

 メジャーチャイナのW11期間中のダッシュボードによると、2020年 W11プロモーション期間中、総額365億元の売上が発⽣した。

 これは前年同期⽐45%増の数値である(2019年W11では251億元)。中でも「スキンケア」や「フェイスマスク」は売上の70%を占めており、売上に⼤きく貢献した。

 ブランドの累積売上をみると、エスティーローダー、ランコム、ロレアルはそれぞれ10億元以上売り上げており、トップ3にランクインした。⽇本のブランドはSK₋Ⅱ(4位)、資⽣堂(6位)がトップ10内に⼊っている。

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